ガウンの老舗として有名な「ターンブル&アッシャー」(イギリス製)は、形は2〜3通りで、色と素材を変えたパイピングのデザインです。柄物は、ワイシャツのような細い縞柄か、ペイズリー(西洋唐の模様で、これに紺やピンクのパイピングがぴしっと決まっています。ぜいたくなパジャマやガウンは絹製ですが、たいてい光沢のある絹や柔らかいサテンで、いずれも肌ざわりを楽しめます。また、その人の好みによって、胸ポケットにイニシャルを刺繍したりして、遊びの部分を残しておくと、いっそう楽しみなパジャマとガウンになります。ガウンの下からパジャマのパンツ丈がどれぐらい出るか、重ねたときのバランスも考えてみます。ガウンのベルトをしめてひざ丈くらいなら、下はくるぶしまでの長さ。
最近、SPAと言えば小売りへ進出したアパレルの直営店を指すことが多いが、小売り主導のSPAを含めて、「製造小売り」の業態を指してSPAという。SPAは不良在庫を減らし、高収益を上げる業態として、百貨店やSCへと進出し、アパレルの主役の座に上りつめようとしている。これまで返品制度に甘えた消費者軽視のアパレルメーカーや百貨店、スーパーなどはどんどん職域をうばわれていく。しかし、SPAを成功させることは容易ではない。SPAが成功するには、店→アパレル→商社→素材メーカー(テキスタイル)といった各流通段階が情報を共有したり、取引条件を明確したり、リスクを互いに負うなど、解決しなければならない課題が多い。ではSPAを成功へ導くにはどうすればよいのか。また、ライバルに負けないためにどんな改革が必要か。すでにSPAとしての基盤を確立した先発企業の実例から学んでみたい。とりわけSPAを先導しているのがワールドである。
一代で消えたトリコと対照的なテイラーがブリオーニだ。ガエターノーサヴィーニが1945年、ローマにブティックを開き、さらに翌1946年にナツァレノーフォンティコリと出逢ってブリオーニーローマンスタイル社に発展する。当所からブリオーニが目指しだのは、手縫いの職人技術をいかにオーガナイズするかということであった。製造工程を綿密に分け、高い技術を持った職人たちを配して効率とクオリティの向上を図り、注文仕立服の大規模生産を追究したのだ。アブルッツォ州ペンネに設けられたファクトリーには、4年制の職人養成学校までが併設されている。フォンティコリはアブルッツェーゼ(アブルッツォ州出身の人間)で、アブルッツォこそはナポリやシチリアと並ぶ仕立職人の供給地でもあった。イタリアを代表する仕立職人のドメニコーカラチェニは同州のオルトーナの出身、ムッソリーニの服を仕立てていたチロ・ジュリアーノはカプラコッタ出身といった具合だ。
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